Painting With Pride

マーゲット アーツ クラブの改装

Lobster No.CB7

カラフルで、キッチュで、時代を超越した魅力を持つMargate。そんなMargateの中でも、ひときわユニークな場所、それがMargate Arts Clubです。

私たちが展開する「Painting With Pride(ペインティング ウィズ プライド)」シリーズの一環として、この特別なコミュニティスペースの変革をお手伝いできたことを、大変光栄に思います。ここは、地元のLGBTQIA+の人々にとって、安心して自分らしくいられる、かけがえのない場所です。

この部屋では、モリスダンスやドラァグナイト、スタンドアップコメディなど、さまざまなイベントが行われます。内装は会場と同じくらい多用途で活気に満ちたものである必要がありました。この仕事には、私たちの「Carte Blanche(カルテ ブランシュ)」コレクションがぴったりでした。

Lobster No.CB7

私たちは、クラブの共同設立者であるAmy Zingに今回の改装について色々とお話を伺いました。彼女はとても気に入ってくれている様子でした。

Amyは次のように述べています。「私たちが大切に育ててきたこの小さなクラブが、こんなに素敵に変身し、Farrow & Ballには本当に感謝しています。このような心のこもったパートナーシップが長く続くことを願っています。」

あなたとMargate Arts Clubについて教えてください。

「私はMargate Arts ClubとMargate Prideの共同設立者です。それ以前はロンドンを拠点に、Sink the Pinkを共同設立し、BBCラジオのプロデューサーとして働いていました。Margateのオルタナティブ・アートシーンにはいつも興奮させられますし、この街が大きく発展し、LGBTQIA+コミュニティにとってより安全な場所になるのを見てきたことは、とても喜ばしいことです。私がここでやっていることで、その一部になれていることをとても誇りに思います。」

ドア: Hog Plum No. CB1 | 壁・天井: Shallot No.CB3

ドア: Hog Plum No. CB1 | 壁: Shallot No.CB3

Margate Arts Clubにとって色はどのように重要ですか?

「パートナーのPom Pomと私は、自分たちのコミュニティ"ナイトライフスペース"を開くことをいつも話していました。それをここMargateで一緒にやるのは夢だったんです。私たちは、美的感覚が似ています。温かく、居心地良く、人を招き入れるような空間を作ることに情熱を注いでいます。

そして同時に、DIY精神に溢れ、地域に密着した、クィアで、アーティスティックで、そしてとびきりはちゃめちゃな、独自のアイデンティティを持った空間を創り出すことにもこだわっています!色はその中で大きな役割を果たすので、この建物を借りてすぐに、店の正面をペンキで塗りました。ピンク、グリーン、そして今はゴージャスなロブスター。各部屋にはそれぞれ個性があります。」

アーツクラブにおいて、コミュニティはどんな役割を担っていますか?

「アーツクラブを作っているのは、そこに集う人たちです。「クラブにいると、まるで家にいるみたいに落ち着く」という声を聞くと、本当に嬉しくなります。まさに、私たちが目指していたのは、そういう場所なんです。

月曜日はクィアのモリスダンスの練習、火曜日はクィアの読書会、水曜日はトランスジェンダーの人たちの交流会、そして平日の日中は、地元のパフォーマーやドラァグクイーン、DJたちがリハーサルをしています。

週末には、パフォーマンスやDJ、ドラァグナイト、プライドの交流会、コメディナイト、オープンマイクなど、様々なイベントを開催しています。本当に多くの人々に愛されている場所なんです。」

壁・天井: Romesco No.CB4

壁: Shallot No.CB3

各スペースの色はどのように選んだのですか?

「照明を担当したPom Pomは、照明に対してとても熱心に向き合っています。そのため、メインスペースには温かく 引き寄せられるような雰囲気でありながら、ダンスフロアにも十分な照明効果をもたらす色を求めていました。

「Shallot」を見た瞬間、私たち全員が「これだ!」と飛び上がりました。メインルームにはこの色が絶対に必要でした。ガーデンルームには、外の緑を室内に取り込むようなイメージで、同じく「Shallot」を選び、アクセントとして「Raw Tomatillo」を組み合わせました。天窓の下には多肉植物やハンギングプラントがたくさん飾られていて、「Romesco」の壁と相まって、とても魅力的で居心地の良い、オーガニックな空間になっています。この色は、空間に本当に豊かな表情を与えてくれました。

地下室には、もっと暗い色が欲しかったので、深みのある「Romesco」がぴったりでした。セクシーな地下バーの雰囲気が出ています。

私たちは、私たちのビジョンをとても理解してくれた塗装業者「Polite Projects」と協力しました。彼は、Farrow & Ballの塗料と、それで実現できる仕上がりの素晴らしさを、絶えず口にしていました。」

アーツクラブの中で、今一番のお気に入りの場所はどこですか?

「緑のガーデンルームがお気に入りです!「Raw Tomatillo」のおかげで、すっかり生まれ変わりました。メインのクラブスペースも完全に様変わりしました。以前は、10年間使い込まれてきた壁に、クラブの古い歴史が刻まれていましたが、今はとても洗練された雰囲気になりました。」

Walls: Raw Tomatillo No.CB6 | Ceiling: Shallot No.CB3

Walls: Raw Tomatillo No.CB6 | Ceiling: Shallot No.CB3

Farrow & Ballの「Painting With Pride」のような、企業がLGBTQIA+コミュニティの小さなプロジェクトを支援することは、どのくらい重要ですか?

Painting With Prideの一環としてFarrow & Ballと協力したことで、こういうパートナーシップって実はすごく珍しいんだと気づきました。こんな風に、全面的に協力してくれる企業は初めてです。

やりとりもすごくシンプルで簡単でした。私たちに合った色を選ぶことができ、Margateまで送ってもらえたので、自分たちのペースで内装を仕上げることができました。正直、このサポートがなかったら、改装なんて夢のまた夢でした。10年間、地域の人たちに愛されてきたこの場所も、さすがにちょっと古びてきてたんです。でも、Farrow & Ballのおかげで、こんなに素敵に生まれ変わることができました!もっとたくさんの企業が、私たちのような小規模で独立した地域密着型の団体のために、プライド月間だけでなく、一年中サポートしてくれることを願っています。

Margate Arts Clubの次なる目標は?

「改装されたばかりでピカピカなので、私たちには無限の可能性が広がっています!今回の改装で、この場所に深い誇りと価値を感じられるようになりました。みんなからも「すごく素敵になったね!」と褒められます。

8月10日にはMargate Prideが開催されます。この街で一番盛り上がるイベントの企画と運営に、私たちも大きく関わることができて、本当に嬉しいです。プライドは、権利を求めるための抗議活動でもあります。誰もが自由になるまでは、真の自由は手に入らないので、プライドを支持することはとても重要です。」

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「甘いShallot からみずみずしいRaw Tomatilloまで、私たちのCarte Blancheコレクションには、美しい色合いが豊富に揃っています。それだけではありません。3つのユニークな壁紙パターンも含まれています。