2024.09.18
人気記事
特別な色『白』を使ったカラースキームで、海外インテリアのようなおしゃれな空間を。
今回は、インテリアカラーでも特別な色のひとつである『白』についてご紹介をします。
日本では住宅のほとんどが「白い壁」のため、もしかしたら皆さんにとっては当たり前の色かもしれませんが、実はインテリアにおいて『白』が一番難しく、様々な表情をもつ色です。
海外のおしゃれなインテリアでもよく白が使われていますが、白がなぜ特別なのか、インテリアではどんなカラースキームを使うとおしゃれになるのかさっそくご紹介していきます。
1. 『白』を使ったおしゃれな海外インテリアに憧れる方におすすめ!
2. 実は壁紙よりも塗装がメインの海外インテリア
3.何となくインテリアで使うと難しいけれど、こだわると強い味方になってくれる『白』
4.Farrow&Ballが提案する魅力的な『白』のグループ
5.無料のカラーチャートを手に入れて、我が家のインテリアにぴったりな『白』を見つけましょう
6.特別なインテリアカラー『白』を学べるセミナー&ワークショップ
7.まとめ:決して無難な色ではない『白』で海外インテリアのようなおしゃれな空間を
1.『白』を使ったおしゃれな海外インテリアに憧れる方におすすめ!
海外の住宅では、おしゃれなインテリアをよく見かけますよね。
雑貨などがたくさんあっても雑多にならずに素敵にディスプレイされていますし、インテリアの色にこだわっているおうちもたくさん!
かたや日本の住宅では何にでも合うように無難な色として壁を白くしたり、余計なものは出さずにしまうといった嗜好の方が多いようですが、暮らしているとどうしても出てくる生活感が出てきます。
白い壁は素敵な家具やカーテンなどインテリアのエレメンツを際立たせて見せてくれる色ではありますが、こうした空間では雑然と見えてしまうことも少なくありません。
そんなインテリアの雰囲気を簡単にまとめてくれるのが、壁に色をつけることです。
例えば四方の壁を同じ色で塗るだけで、インテリアの要素が揃っていなくてもそのお部屋をおしゃれで統一感のある雰囲気に整えてくれるのです。
この時、ほんのりとでも色のある壁の方がその効果は大きいのですが、よくみかけるビニールクロスの壁紙の白のままでは、雑多な雰囲気をまとめるには少し弱くなってしまいます。
2.実は壁紙よりも塗装がメインの海外インテリア
SNSなどを見ていると、海外の住まいインテリアカラーのメインは「白」という素敵なおうちも多くあります。
では、なぜ海外インテリアは白でもおしゃれにまとまるのでしょう。
それは、数ある白の中でもその空間にマッチする「白」を選んでいるからです。
白は1色だけではありません。実はたくさんの種類があります。
お部屋の環境というものは窓の方角や床材の種類などによっても大きく変わるため、それに合う白を選んで取り入れるだけでインテリアの印象が整っておしゃれに見せることができるのです。
この繊細な白の色味の違いをインテリアに合わせて出せるのは、やはり塗装ならでは。
白い壁をおしゃれに取り入れている海外インテリアも塗装で仕上げるのが主流で、部屋の用途や方角によってあえて白を使い分けて塗装しています。
壁の色に白を選ぶときはまず、どのような白があるのか、我が家にはどの白が合うのか塗装のカラーチャートをチェックしてみるのがおすすめです。
3.インテリアで「何となく」使うと難しいけれど、こだわると強い味方になってくれる『白』
銀座サロンにいらっしゃるお客様の中にも、「塗装に興味はあるけれど、経験したことがないのでハードルが高いし、勇気がいる……」とお話しされる方がいらっしゃいます。
そうした方たちに人気が高い色はやはり見慣れた白系統の色なのですが、わかりやすい「真っ白」を選んでしまうと、インテリアのなかで壁が浮いて見えてしまうくらい眩しく感じることもあります。
上でもご紹介しましたが、白は1色ではありません。白には赤みや黄みをはじめ、緑や青、紫がかった白があったり、グレイッシュな白があったりと表情豊かな白が多く揃っています。
また白の特性の一つとして、周りにある色や照明の色、窓から入ってくる光の色に色味が左右されやすいという特徴があります。
同じ住まいでも、部屋によって窓の向きが違いますし照明も用途に応じて変わっていることでしょう。
よく全ての部屋で同じ白のビニールクロスの壁紙を使っている事例を見かけますが、部屋の環境に合わせて適正な白を選ばないと「なんだかしっくりこない」と感じてしまうくらい、私たちでも難しく特別な色なのです。
なお、白という色はあらゆる色の中で一番明るい色となります。
上の写真のように壁に色をつけている場合、ドアに塗れば非常に目を引く色としてアクセントにもなりますし、空間の中に抜け感を作ってくれる効果が。
また床や巾木に塗装すると、ラグやお気に入りの椅子やテーブルを際立たせてくれる効果を与えることもできます。
インテリアで白を使うことが好きな方も多いと思いますが、壁にこだわらず家具や床、ドアの色として取り入れることでより魅力的な白のコーディネートをすることもできますので、是非こだわって選んでくださいね。
4.Farrow&Ballが提案する魅力的な『白』のグループ
英国の最高級塗料ブランドFarrow&Ballのカラーチャートをご覧になったことはありますか?
白だけで6つものグループに分かれているほど特別な色として確立されています。
下の写真を見比べてみましょう。
2枚並べずに一枚だけでみると、どちらも「白っぽい」の色に感じると思いますが、比べてみると全く違う色に感じるのではないでしょうか。
窓の方角や床材の色によって選ぶ白を変えることで、これだけ印象に差が出てくるということがよくわかりますね^^
なお、Farrow&Ballが提案する白のグループには、黄みがかっているグループやクールな印象のグループなど、繊細な違いなれど明確に違う白がたくさん揃っています。
皆さんの探している白がどんな特徴をもつ白なのか、一度Farrow&Ballのカラーチャートで確かめてみましょう。
5.無料のカラーチャートを手に入れて、我が家のインテリアにぴったりな『白』を見つけましょう
さて、豊富な白が揃っているFarrow&Ballのカラーチャートを無料で取り寄せることができるのをご存知ですか?
個人のオーナー様も、設計・施工会社のご担当社も、Farrow&BallのWebサイトからお申し込みをしていただくことで無料でカラーチャートを取り寄せることができますので、以下のリンクから早速申し込んでみましょう!
6.特別なインテリアカラー『白』を学べるセミナー&ワークショップ
Farrow&Ball銀座サロンでは、毎月16日(色の日)に色の日セミナー『インテリアの白、奥深い世界』を開催しています。
インテリアカラーのプロフェッショナルでもある一般社団法人日本カラーマイスター協会の講師をお呼びし、白の効果や特性、そして6つの白のグループについて学べるワークショップを行う楽しい内容となっています。
白のインテリアについて学びたい個人の方から、コーディネーターさんや設計さんなどグループ単位でのお申し込みも受けておりますので、お気軽にご参加ください。
7.まとめ:決して無難な色ではない『白』で海外インテリアのようなおしゃれな空間を
さて、白はただの無難で何にでもあう色ではないことがわかりましたね。
白をおしゃれにコーディネートするために必要なのは以下のことでした。
・窓の方角や床材の色に合わせて選ぶ
・部屋の用途にあわせて選ぶ
・6つの白のグループから部屋の特徴にあわせて選ぶ
とはいえ、色選びは難しいものですよね。
ご自宅にはどんな白が合うのか自信がない時は、銀座サロンで行っている人気のカラーコンサルタンシーサービス(要予約)をご利用ください。経験豊富でインテリアカラーのプロであるスタッフがマンツーマンでご対応させていただきますので、お気軽にご相談ください。
関連記事
・熱海で別荘生活を楽しむ!:築50年の中古マンションをフルリノベーション
・和室を和モダンに!塗装と壁紙でおしゃれな和室にリノベーションする
・インテリアの色彩計画をプロに相談!日本初のカラーコンサルタンシーサービス