インテリアの⾊の組み合わせ
インテリアを考える時、配⾊ルールを少し意識してみると空間が調和されて整ったり、表現により深みが出たり、⼼地よさを与えたりします。理想の空間づくりには⾊が⽋かせません。Farrow&Ballを⽤いて、配⾊ルールの中の「⾊相配⾊」「トーン配⾊」をご紹介します。
色相配色
「全ての⾊の隣⼈は友達で、反対側は恋⼈である」
フランスの画家、マルク・シャガールが残した配⾊についての有名な⾔葉です。
⾊相環で隣接する⾊は「友達のような親しみのある関係」で、グループ感やなじみを感じさせる配⾊になり、逆に真反対にある補⾊を使った配⾊は「お互いを引き⽴て合う恋⼈」で情熱的な配⾊になるという意味です。インテリアでバランスの良いとされている配⾊は無彩⾊を除く3⾊程度とされています。
まずはどんな雰囲気にしたいか、⽬的を整理すると配⾊しやすくなります。
同⼀⾊相配⾊
No.287
Yeabridge Green
No.32
Cooking Apple Green
No.287
Brassica
No.254
Pelt
同⼀⾊相配⾊とは、⾊相環上のどれか1⾊のみでつくる配⾊です。単調になりがちですが、トーンや使う分量で変化を付けると印象に動きが出てきます。
類似⾊相配⾊
No.43
Eating Room Red
No.42
Picture Gallery Red
No.306
Selvedge
No.289
Inchyra Blue
類似⾊相配⾊とは、⾊相環の隣り合う⾊を使った配⾊です。似た⾊や近い⾊を使うことで、統⼀感を感じさせることができます。
補⾊⾊相配⾊
No.82
Dix Blue
No.303
Templeton Pink
No.233
Dayroom Yellow
No.308
Wine Dark
補⾊⾊相配⾊とは、⾊相環で正反対に位置する2⾊の配⾊のことをいいます。アクティブで⼤胆な印象になります。
トライアド配⾊
No.304
Bamboozle
No.309
Whirlybird
No.294
Paean Black
No.222
Brinjal
No.214
Arsenic
No.51
Sudbury Yellow
トライアド配⾊とは、⾊相環の中に正三⾓形をあわせた時、それぞれ3つの頂点にくる⾊でつくる3⾊配⾊です。
リズミカルで変化のある印象を与えます。
テトラード配⾊
No.296
Rangwali
No.281
Stiffkey Blue
No.47
Green Smoke
No.218
Yellow Ground
No.2006
Great White
No.231
Setting Plaster
No.18
French Gray
No.299
De Nimes
テトラード配⾊とは、⾊相環の中に四⾓形を⼊れた時、それぞれ4つの頂点にくる⾊を組み合わせてつくる4⾊配⾊です。
カラフルで多彩な印象を与えます。
トーン配⾊
トーン配⾊とは、全部で12トーンある「トーン」の印象の差を使った配⾊テクニックのことで、全部で3つの⽅法があります。⾊相配⾊は使いたい⾊が明確にあると使いやすい配⾊であるのに対し、トーン配⾊は「雰囲気やイメージをこうしたい」という思いを表現するときに使いやすい配⾊テクニックです。
同⼀トーン配⾊
No.301
Eddy
No.300
Stirabout
No.307
Kittiwake
No.246
Cinder Rose
同⼀トーン配⾊とは、同じトーンの中の⾊を使った配⾊で、統⼀感を感じさせます。明度も彩度も同じトーンなので、多⾊配⾊であっても雑多な印象にならず調和しやすいのが特徴です。
類似トーン配⾊
No.293
Jitney
No.79
Card Room Green
No.310
Beverly
No.30
Hague Blue
類似トーン配⾊とは、隣り合うトーンの⾊を使う配⾊です。近いトーンの⾊を組み合わせることで、些細な変化をもたせつつ、まとまりも感じさせることができます。
対照トーン配⾊
No.305
Hopper Head
No.302
Tailor Tack
No.288
Vardo
No.272
Plummett
対照トーン配⾊とは、トーンの中でも印象が全く異なる離れたトーンをあわせてつくる⼤胆な配⾊です。明快でアクティブな印象を与えます。